不動産の闇 家③

今回は元請けの約40%の利益の内訳についてお話しします。

利益の中で最もウエイトの重いものは広告費です。

家を買ってもらわないと収入源が途絶えてしまいますので、タレントを起用し高い広告費を払って宣伝しまくります。

事実、宣伝をあまりしていないホームメーカーの住宅は割と価格が低めです。

2番目にウエイトの重いものは、人件費になります。

住宅メーカーの営業マンには、契約を決めた際、インセンティブ(歩合給)が支給されます。

住宅の価格に応じて支給額の上下があるメーカーもあるし、一律決まっている所もありますが、営業マンにとって住宅が一軒売れたとしても、所詮1商品が売れた位しか感じません。

もちろん全ての営業マンがそうだとは言い切れませんが、仕事として働いている以上、インセンティブ目当てという人も珍しくありません。

3番目にウエイトの重いものは、住宅展示場等の管理費及びイベント時のお土産などです。

住宅展示場に行った事ある人は思い当たると思いますが、洗剤やラップなどあの手この手で来場者の心を掴もうとします。

立派なカタログやチラシなんかも利益の中から費用として充てられていますので、価格の高いホームメーカーほどカタログ・チラシ等がフルカラーで豪華です。

このような費用は全て住宅購入価格に反映されているのです。

今回はこれくらいにしておきます。

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