前回では約40%は利益で取られてしまう事をお話ししました。
では残りの約60%の内訳はどうなるのでしょう?
ハウスメーカー(元請け)が利益を取った後、下請け企業に60%の金額で再委託します。
どういう事かというと、ハウスメーカーの人が家を建てるのではなく、下請け企業(一次下請け)が建設を請け負います。
ここでお気付きの方もいるかと思いますが、再委託された下請け企業も利益を出さないと潰れてしまいますので請け負った金額から利益分をとります。
下請け企業(一次下請け)が建設を請負えない場合は再々委託し二次下請け企業に利益を抜いて委託します。
利益を抜いて下請け企業に仕事を流す事を中抜きと言います。
ハウスメーカーの新築建設では中抜きは当たり前です。
これから新築を建てて素晴らしい生活を期待している人には酷な内容ですが、不動産業界はベールに包まれていて一般人には分かりにくくなっているのが現状です。
次回では元請けの40%の利益の内訳について話したいと思います。